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2026年版 富士山静岡空港公式カレンダーフォトコンテスト 入賞作品


富士山静岡空港では毎年、富士山静岡空港公式カレンダーフォトコンテストを開催しております。
フォトコンテストにご応募いただいた作品の中から12枚を選考し、富士山静岡空港公式カレンダーの各月を飾ります。
今年は「富士山静岡空港と四季折々」というテーマで募集をし、たくさんのご応募をいただきました。
その中からチャーリィ古庄氏に選考いただき、入賞作品12枚が決定いたしました。
12枚の素敵な作品をぜひお楽しみください。

チャーリィ古庄氏総評

昨年よりも応募数が増え、今回も地元だけでなく関東をはじめ遠方からも多数のご応募をいただきました。2026年版富士山静岡空港公式カレンダーフォトコンテストのテーマは「富士山静岡空港と四季折々」という事で、皆さんテーマに沿って工夫を凝らして撮っていただいたたくさんの作品が並び、どれを選べば良いのか美しいカットが多く選考は大いに悩みセレクトした12点です。ぜひお楽しみいただけばと思います。

【最優秀賞】 勝矢晃弘様 「富士山より高く」

勝矢晃弘様 「富士山より高く」
構図の意図や苦労等:空港到着後すぐの離陸だったので、展望デッキに駆け上がりギリギリ撮影できました。

講評
はじめに「プリントがとても美しい」と感じました。クリアな富士山、そして動きを感じさせる雲、冬の凛とした空気を感じる青空。撮れそうで撮れない素晴らしい作品です。撮影時のカメラ設定、適度な画像処理、プリントの技術がそろってはじめて完成する力作です。テーマにもふさわしい一枚となっています。

【優秀賞】 中谷雅樹様 「虹の架け橋」

中谷雅樹様 「虹の架け橋」
構図の意図や苦労等:雨が降った直後に急激に晴れたのでもしやと思い行ってみたら見事な虹がでてくれました。

講評
虹の写真は難易度レベルMAXです。虹が薄かったり、望む位置に現れなかったり、いい虹が出ても飛行機がタイミング良く来るとは限りませんので、便数の多い大空港でさえ虹と飛行機の絡みは難しいです。さらに虹が写れば何でも良いわけでもありません。作品は美しく、しかも離陸という動きがあるシーンというのがポイントです。

【優秀賞】 福世敦様 「春色のフライト」

福世敦様 「春色のフライト」
構図の意図や苦労等:桜の枝と枝の間に飛行機が入るであろう場所で撮影しました。何便か撮影しましたが入ったのはこの一枚でした。

講評
さくらの時期は白く霞む空の日が多く、毎年チャンスは1~2日のみです。そんなタイミングの日に赤系の色のFDA機、機体の位置とさくらを考えると奇跡の一枚です。場所探しにはじまり一発勝負の緊張感、離陸機は来る高さが毎回異なるので難易度はかなり高い撮影ですが、ベテランの経験と勘でモノにした一枚だと推測できます。

【富士山静岡空港賞】 大戸陵様 「出発準備中」

大戸陵様 「出発準備中」
構図の意図や苦労等:2月に行われたEOS学園で制限エリア内で撮影する機会をいただいた際に撮った1枚です。出発準備のため給油中のヒコーキを最も寄れる距離から広角レンズ(35㎜)を使い、見上げるように青空と機体の画面内での配分、富士山の位置に気を配りながら撮影しました。

講評
制限エリア内ですのでイベントでの撮影です。FDA機と青空、左下に少し見える富士山、右に見えるもう1機のFDA機と画面に無駄がありません。翼を見ると燃料給油のホースが見えタイトル通り「出発準備中」ということが分かります。そしてもし機体の貨物ドアが開いていると美しくないですが閉まっているのもポイントです。

【チャーリィ古庄賞】

細田毅様 「夏休み」
構図の意図や苦労等:真夏に富士山は期待していなかったが、その代わり素晴らしい表情の積乱雲が出ていたので望遠レンズから24-105㎜にレンズを替えてANA機を狙いました。雄大な雲と機体のバランスが難しく。このわずか5秒足らずの間に数パターンの画角で撮ったうちの1枚です。
澤田隆浩様 「TEAM FDA」
構図の意図や苦労等:FDAの格納庫の文字と飛行機を絡めてみました。
講評
以前のカレンダーにも類似カットはありましたが、それと見比べても個性が光る夏にふさわしい一枚。入道雲を撮ったことがある人なら分かりますが、刻々とその形が変わるため、ベストなタイミングは5分だけという事もあります。そこに飛行機が来てくれないと航空写真として成立しません。構図も申し分なく完璧な一枚です。
講評
アイデア賞と言うか、これを思いつき実行され作品に仕上げたというのがポイントです。空の色、光線状態、風向き、離陸滑走位置、機体の色など、おそらくこの一枚を仕上げる間に失敗作もあったかと思いますが、無駄のない画面構図、手前の格納庫から機体までピントが合う絞り設定、機体を止めるシャッター速度、お見事です。

皿池寛様 「金色のRunway」
構図の意図や苦労等:夕焼けの時刻に撮影に通うもなかなかここまでちょうど良い光線が滑走路に照らされることがなく、思わず撮った1枚。

講評
ホワイトバランスを調整しているのか、実際にこのような黄昏の色味だったのかは作者しか分かりませんが色味が素敵です。また少し引いたフレーミングにより雲の雰囲気、秋のカレンダーに使いたい芝の草の色味が表現されています。画面構成がとても難しいシーンで、無駄のない構図でまとめた作者の力量に脱帽です。

【新人賞】 落合歩様 「Approaching on Spring」

落合歩様 「Approaching on Spring」
構図の意図や苦労等:ゴーアラウンドするくらいの強い西風が吹いたこの日。着陸機を待つ自分も、風の中で足を踏ん張った。そんな中でも、この日は青天に菜の花の黄色が映えていた。静岡の季節風にも負けない翼が、春の富士山静岡空港にアプローチしてきた瞬間を捉えることができた。

講評
季節がテーマなので、菜の花のカットはぜひ入れたいと思いました。場所探しに苦労したと思いますし、機体が逆光になるので露出の設定も難しく、機体を止めるシャッター速度、ピント位置、菜の花をある程度ハッキリ写すための絞り設定など、考える事が多い撮影だったと思われます。そんな苦労が作品から伝わります。

【特別賞】

望月和利様 「残照に包まれる時間」
構図の意図や苦労等:夕日がきれいな日でした。NDフィルターを忘れたためPLフィルター代用で流し撮りしました。

海老原一喜様 「take off]
構図の意図や苦労等:紅葉が色づいてきたので、富士山をバックに着陸機を撮影していました。エンジンの轟音がしたので、周りを見るとチェジュ航空のB737が離陸体制をとっていたので、急いで撮影しました。

講評
昨年も流し撮りで入賞した作者ですが、今年も見事な流し撮りを見せてくれました。なんでも流せば良いというものではありませんが、難しいピントやブレはもちろん、この色味にひかれました。黄昏時にゴールドのFDA機という素晴らしいチャンスをモノにした一枚だと思います。次回はどんな作品を見せてくれるのか楽しみです。
講評
済んだ空、滑走路横の木々が紅葉になり富士山も冠雪しています。類似カットが何点かあり迷いましたがチェジュ航空とのバランスを考えこちらをセレクトさせていただきました。こういう写真を撮りたいですが行けば撮れるわけではないのが航空写真の難しさ、素晴らしいコンディションの中、撮影された一枚に仕上がっています。

増田喜久様 「梅雨空に映える」
構図の意図や苦労等:離陸前で機体が停止していたためハイレゾショットで撮影。この効果で立体感のある表現ができました。

講評
フォトコンテストでは機体のカラーリングが変わるとエアラインのコーポレート・アイデンティティーの関係で旧塗装機は入選しません。もちろんこちらは香港エクスプレスの新塗装です。そんな機体と夏を感じさせる芝生の緑がキレイです。エアバスA320Neoのエンジンがテイクオフパワーになるそんな音が聴こえてきそうな作品です。

武田雄作様 「富士山とお見送り」
構図の意図や苦労等:日帰りで茨城から撮影に来ているので富士山が綺麗に見えたのが嬉しかったです。

講評
なんと言っても尾翼は残し左を切ったフレーミングが良いです。これにより機体全体を入れるよりもボディが大きく写り迫力ある絵に仕上がっています。そして機体の正面には富士山、窓ごしに見える富士山に中国東方航空の搭乗者もスマホで撮影しているような、そんな雰囲気が伝わる一枚です。
※無断での転載、複製等は固く禁じられております。

2026年版富士山静岡空港カレンダー販売開始

入賞作品12枚が各月を飾る『2026年版富士山静岡空港公式カレンダー』は9/27(土)より販売を開始します。

壁掛け型カレンダー
¥1,430(税込)

クリアファイル型カレンダー
¥440(税込)

ぜひみなさま、ターミナルビル2階RunwayShopFSZまでお越し下さい!